力がへなへなと抜けていく2011/06/03 21:20

昨晩桜島さん威勢よく噴火してくれたようですね。
夜のうちに降灰があったようで
ここいらの茶農家みんな
茶摘みの出鼻をくじかれて(今日から茶摘みスタートの工場も多く)
うわぁぁぁとうなりながらの、洗浄作業が始まりました。

洗浄は茶畑で行う方法と
摘み取って茶工場でする方法とありますが、
ほとんどが茶畑洗浄をしています。
茶畑洗浄も
畑灌水のパイプが通ったところは
スプリンクラーなどのノズルを設置し水をまけばいいのですが、
佐多製茶の茶園にはそういう設備はないので
防除機に専用の水タンクとノズルをつけてひと畝ずつ丁寧に
洗っていくしかありません。
写真は参考までに昨年の↓
もうね~。これ効率悪いんですよ。

大きい茶工場ですと、洗浄機2台使いとかやってますけど
こちとらしがない家族経営。

ひと畝を3から4往復して水を足し、
水汲み場から大きなタンクで水を運んで
洗浄を続けます。

普段の倍以上の労力と時間がかかり。
それに洗ったあとを摘むわけですから
濡れた葉になり、
製造も時間的ロスが増えるわけです。


でも洗わなきゃ
異物混入ということで
作ったお茶の返品がきてしまいます。

やるしかない。
洗うしかない。
こんにゃろーとお空をにらみつつ。
少しはかなく笑いつつ。
それでもできるだけ朗らかに
お茶摘み&製造をした佐多製茶一同です。

自然というか、
災害と言うか
まぁそういうのにはいろいろ泣かされますけど、
それでもそこに収穫できる茶葉のある限り
本当みんな誰しも必死に働いていますよ。

なんか、水タンクと洗浄機と摘採機と生葉摘んだトラックが行き交う県道をながめていたら、泣けてきて泣けてきてしまった花子です。
どんな仕事もかもしれないですけど。
みんな必死ですよ、現場は。

おりしも今日のニュースには茶葉の放射性物質の規制値が確定し、生葉だけでなく、乾燥した荒茶でも商品として売られる茶葉でも同じ500ベクレルが適用されることとなった日で。
茨城や神奈川などのお茶が出荷制限措置となりました(今までは自粛だったはず。)。
丹精込めた茶の葉を売ることはおろか飲用さえも控えろと言われるのですから、どんなにか切ないことだろうと思います。
そんなこともぼんやり真剣に思いながら
今日の一件を乗り切ったところです。
原発問題はとにかく1日も早い収束を心から願います。

はぁ。明日も洗浄(ある意味戦場)なんだろうなぁ。
はぁ。ハイ!ハイ!