こちらも終わりました ― 2011/10/19 23:24
週末雨予報を見たら、
もうこちら、お茶のことはとりあえずさておきで、
脱穀~!

脱穀機~。便利~。歩くし~。便利だけど~。
ぬかるむところは危険なので、
歩かせなかったです。
でもなんて偉いんだろ。機械って。もうその働きにウルウルします。
稲穂を吸い込んで、モミをこくんです。なんかその早さに感動。
私以前にラオスで脱穀作業を体験したことがあるんですけど、
稲束をヒモと棒で上手に抱えてバンバンって地面にたたきつけて
モミを落としていくんです。
もうその気の遠くなる作業。
足踏み脱穀機も普及しているらしいんですが、
まぁそういう手法で米を収穫し、食べている方々もいることを思いますと、
機械の威力を本当にまざまざとまざまざと思います。
やっぱりね~。百姓の苦労って言うのをね、
殿様はねちゃんと知っておいてほしいですね。
でないと一揆おこすわ、私。(またその話か。)
ちなみに私たちが、こんな風に手刈りしたり、ハサがけしたり、
脱穀している田んぼのちょっと向こうでは、
キャビン付きのコンバインがウオーンてすごい勢いで稲刈りしていたりして、
もうその作業の早いこと早いこと。ほえぇぇって見とれますよ。
いいの。私たちは、なるべく手間暇かけちゃう派です。

稲穂。

たまには、出演。
ピーッス!

この田んぼは今年初めて作らせてもらったのですが、
通りかかる地域の方が声をかけてくださって、
とても嬉しかったです。
田んぼは水を使うので、
地域の方々と協力したり、分け合う気持ちを持っていかないといけません。
他所者の私たちが田んぼを借りられるというのは
本当にありがたいことなのです。
収穫作業はいろいろ難航して閉口しましたが、
でもなんか色んな方々のご厚意で
この稲穂に出会えたのだなぁとしみじみ感じながらの作業でもありました。
最近思うのは、私は一人でここにいるんじゃないなぁってこと。
どんなに孤独な時も私は一人じゃないんです。そしてあなたもきっとそうなんですよね。
残ったワラは残さずトラックに積んで、駒水に持って帰りました。
お茶の苗を植える時に使ってもよし、
神祭りのしめなわに使ってもよし。
来年の手刈りに備えることも忘れず(爆)。
ワラは重宝するんですよ。
私ワラを積むのが下手で、旦那さんは頑丈に縛ってくれたんですが、
帰りの道すがらで2回ワラを落としました。とほほ(泣)。
修業しないと、カヤ積みの仕事が待ってるのにね~。
お米は本当に内々ですが、
また元気の便りにも少々使って参ります。
今夜もみすり精米したんで、
明日朝は新米いただきます。
楽しみです~。
稲刈り ― 2011/10/03 21:12
本日秋番茶摘む前にと少々焦り気味に稲刈りをしました。
地主さんから、田んぼを借りる時に「湿田だからぬかるむよ。」とは言われておりましたが、確かに確かに確かに。
バインダーという稲刈り結束機で事を進めるつもりでありましたのに、これがはまるはまるはまる。
沼というのは恐ろしい、ズブズブズブでございました。
結局手刈りするしかなくなり、今日中に刈り終えることが
叶いませんでした(泣)
この写真は順調にバインダーが働いていたころに撮影。

稲刈りの頃は田んぼの地面は硬くなっているのが普通で、並みの長靴で作業できますが、ここは違います。
おかげさまで田植え長靴がここでも重宝。
花子の長い足とバインダーと稲(苦笑)↓
ズブズブズブとドロドロドロが伝わるかしら。

ありがたいことに、伯母が稲刈り手伝ってくれまして、
夕方からは伯父も手伝ってくれて。
でもそれでも全て刈ってハサがけとはいけなかった・・・。
伯母人生初の稲刈り&ハサがけ体験↓

田んぼを歩くと言うのはある意味特殊能力です。
畑では、伯母の機敏な仕事に追いつけない花子ですが、
田んぼというか沼地作業の経験値は私の方があり。
伯母がよろけて歩くなか
ボカボカ歩いて行けた自分に
ひそかに拍手していた私です。
旦那もそういう私を選んでよかったなぁと
思っていただきたい。
なかなかいませんよ、こんなに歩けるレディは。
ていうか、今どき手植え手刈りの稲作りしている日本人もそんなに多くないでしょうけどね。。。
伯母と話したのは、
昔の人は偉いね~すごいね~ってこと。
しかもこんなに一生懸命お米作って年貢納めて、
自分たちは満足に米食べられなかったなんて!
私すぐに一揆起こすわ!(話が飛躍しすぎるのが花子的です。)
それぞれの時代に苦労というものがありますが、
とにかく先人と言うのは敬わなければならないなぁと
つくづく思います。
明日はなんとしても残りを刈って干して
秋番茶摘みに移行したいです。
それがいいところ ― 2011/10/01 21:18
今日は午前中菜園に種をまきました。
小松菜とかちんげん菜とか白菜とか大根とかかぶとかそういう系。
以前に分けてもらったブロッコリーの苗なども植えて、
冬に向けて菜園の充実をはかるところであります。
目下扱いに困っているのが
イチゴです。
イチゴって実の時期が終わるとランナーと言うのが出てきて
勝手に株が増えて行くんですね。
一昨年二株もらったものが昨年で20株くらいになり、
今年は数えきれないくらいたくさんの株がワサワサワサワサワサワサ生えていて、
いいタイミングで鉢に植えて、欲しい方とかに差し上げられたらいいのですが、なかなかそうもできず、
狭い菜園畑でどーんと面積使って茂ってくれています。
どうしたもんか。
そろそろいい加減植えかえてあげないと
来年のイチゴ狩りが楽しめないなぁ。
と思いつつ手をこまねいてます。とほほん。
などと菜園手入れしていたら、
ご近所のおばあさんが通りかかり、
「なにしてんの~?」なんてお声かけくれました。
「いやぁ苗もらったんで植え付けてるとこですぅ。」
なんて世間話を少々。そしたらふいに。
「あんたんとこ、ネギたくさんふせてあるけどさぁ、あれいるの?」
なんて言われて
「あ。いや。植え替えたけど多いし一度には食べきれなくて・・・・。
ネギいります???」
「欲しかったのよ~。あんたあんなにたくさんのネギどうするかなぁって思っててぇ。」
とのこと。
どうやらネギ欲しくて目をつけていたらしい。
うちの菜園は道路に面してるので、
みなさんからいろいろチェックしてもらえるんですよ(笑)。
なんかそんな風に苗をもらったり、
こちらも多いネギをお分けすることができたり、
そういうご近所さんとの菜園の支え合いと言いますか
そういうのすっごくいいんですよねぇ。
我が家のニラとかサトイモとか、先のイチゴもそれにネギだって
そもそもご近所さんが分けてくださったものを
毎年育てて食べてまた植えてのくり返しで暮らしています。
なんかそういう回転ってとても心地いいでしょう?
心地いいんです。私。
口にするもの全てを自給しているわけではないけれど、
農家だからか、田舎暮らしだからこそのこういうモノの循環を、
しみじみありがたく思います。
そういえば今朝は家の前にどーんと冬瓜が置いてありました。
どなたか親切な方が置いて行ってくれるのです。
そういうのも私はもう大好きな展開でウェルカムです。
冬瓜の肌にはけっこうとげがあるんですのよ。
つるつるなふりして、けっこう油断できないやつです。
自分が育てたことない野菜も、育てていない野菜も
こんな風に親切などなたかからいただくこともできますし、
菜園もほら、得意な方っているでしょう?
やっぱりね。そういう先輩方にはかないませんから、
わけていただけることを、かなり期待して暮らしてます。
たとえばサツマイモとかは、
我が家ではもう3年作ってません。
最初の2回くらいは、菜園で作りましたけど、
何せサツマイモはもうね、わけていただくだけで食べきれないくらいの量があり、自分で作った分に到達できない展開になってですね。
もうこれは作らずに、
おすそ分けを素直に待とうと決めています(苦笑)。
ずうずぅしいとも言いますね。。。
あ。稲刈りは3日にします。
お!今日から10月ですね!
秋番秋番近付いてきた!
ご当地野菜かな? ― 2011/09/29 21:28
毎年この時期にいただきます。
これ↓

これカボチャです。
手のひらサイズで4人家族にはとてもお手軽に使いきれて、
何よりおいしい!
食べるまでは飾っていてもかわいらしい形。
多分鹿児島のご当地野菜ではないかと、思ってます。
こんな形のこんな色合いのカボチャを
私は他ではみたことありません。
秋を感じますね~。
きんもくせいがむっわぁって香ってきます。
秋を感じますねぇ。
稲がこうべをたれております。黄金色に揺れています。
秋を感じますねぇ。
茶の芽がまた伸びてきてます。
いよいよ今季最後のお茶摘みがやってまいります。
そうです逃げも隠れもできない
秋番茶摘み。
うっわぁいそいで稲刈らねば~!!!
農産物交流 ― 2011/09/23 23:15
私たち夫婦の経歴には東北暮らしというのもございまして、
まぁ当時は、清く正しく美しいお友だちづきあいでございました。
何を言いたいかと申しますと、
岩手県立農業大学校で学生時代を過ごした私たち夫婦は。
岩手県で農業している友人たちがおります。
んで。
そこにも結構新茶の時期に勝手にお茶を送りつける(爆)わけです。
元気の便りって気分で
お返事もらえたりお茶の感想聞けたら嬉しいなぁ程度で
送っているのですが。うんともすんとも反応が無い場合がございます。
それはそれで、勝手な行為のくせにへこむわけですが、
9月ともなれば、その記憶すら薄れて暮らしているわけです。
そんなところへあなた。
今日はぶどうが届きましたのよ。
そう。岩手のぶどう農家の友人Y氏より。
突然のぶどう攻撃!
我が家では、果物はいただかない以上食卓にはめったにあがりません。
食後のフルーツといったらあなた、贅沢な一品です。

ですから夕食後。
争奪戦でした。
すごかった。みるみる二房消えてなくなりました。
「おいしいね。種あるね!この皮のとこがおいしいね。甘いね。」
とか言いあいながら、手も口も休む暇なく
ぶどうなくなるまでぜーはーぜーはーでしたわよ。
大人も子どもも親も娘も関係なーし!!!
という我が家の実況はさておき。
こんな風に遠くの友と交流できることは
私はしみじみ嬉しいことだなと思います。
自分たちが作ったもので
友だちと会話ができることが本当にありがたいです。
今日の場合はぶどうでしたが、
実はブルーベリーをいただいたり、
お米をいただいたり、
りんごだったり、
んもー。書くと催促してるみたいで恐縮ですが。うふ。
農家になってよかったこと。
ここにもひとつありました^^
岩手のぶどう本当においしいですよ~。
ありがとうございました!
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